案外簡単に騙されてしまうと実感

案外簡単に騙されてしまうと実感

30代半ばの女性です。

架空請求にあったのは10年以上前でまだスマートフォンが普及していなかった頃のことです。

ある朝、自宅にいたところ自分の携帯電話宛に080から始まる知らない番号から着信がありました。

当日学生でありサークル活動などで連絡先の知らない後輩なども居たためあまり警戒せずに電話を取りました。

すると、知らない名前の会社の若い男性から「あなたが◯月◯日に、この携帯電話からアクセスしたサイトで有料利用の登録をしているにも関わらず、まだ料金が振り込まれていない。

自分はそのサイトの運営会社から以来を受けた××という会社の者である」と告げられました。

朝も早めの時間で、目覚めて間もなく、何のことかさっぱりわからなかったのですが相手は言い方を変えながら同じことを繰り返します。

当時、ガラケーからも各種サイトにアクセスすることはあり自分としては有料サイトなど使った記憶はないが間違いで何かの設定を選んだまま忘れてしまったのではないかと焦りました。

電話の相手の言う◯月◯日は数か月前のことであり、何をして居たかは覚えていません。

電話の相手に、私が登録したのに間違いはないのか?その証明になる情報はないのか?と聞いたところ「自分達はあくまでサイトの運営会社から請求業務の請負をしている会社であり、有料サイトの登録情報は個人情報保護法のためこの電話では告げられない。

ただしあなたの090・・・の携帯電話からアクセスと絵録されたのは間違いない。

必要ならばそちらに出向いて説明をするがどうするか?」と言われました。

着信の電話番号が080なのは何故かと聞くと「IP電話だからだ」とのことでした。

独り暮らしの女性であったため、家まで来られるのは嫌だなと思いました。

また、基本的に心当たりはないと言えど、興味がてらアダルトサイトを覗いたりした経験はあったので、大事になるくらいなら少額なら支払って終わらせるのもありかと考えました。

家で一人で居たためどうして良いか分かりませんでしたが、とりあえず考える、またかけ直させてほしい。

と言って一旦電話を切りました。

何をして良いか分からずとりあえずよ相手の言う「◯月◯日」のことを手帳を遡って調べると、その日は友人が泊まりに来ていて遅くまで語っていたため、間違いなく携帯サイトへのアクセスはしていないことを思い出しました。

そこでようやく、これはおかしいと気づきました。

しかしまだ架空請求というところまでたどり着かず、相手の何らかの情報が間違っているので確認しなくては!と思ってしまいました。

本来はもう電話の相手を無視すれば良かったのですが、当時無知だったため私は着信の残った080の番号宛に電話をかけ直しました。

そして「日記を調べたが、やはり私はアクセスはしていない。

それでも登録があるならちゃんと調べなければいけないので、御社の住所電話番号とそのサイトの名称URLを全部教えてほしい」と伝えました。

相手は最初はまだにこやかな口調で社名と住所を言い始めました。

そこまできて「あの、ちょっとよろしいですか?」と言われ、「はい?」と私が答えると、「お前めんどくせぇ」と、いきなり早口で言われ電話を切られました。

ああ架空請求だった、と思うのと同時にこんなに相手にして朝から何やっているんだろう、と情けなくなりました。

ただ、架空請求というものを知識として知っていても、いざ自分宛にさも実際にありそうな会社名を名乗られビジネス用語を使って話しかけられると、自然と人はその話を信じる前提で聞き込んでしまうのだ、ということを身をもって体験しました。